10月
10月、とても好きです。
金木犀の匂い。少しセンチメンタルに肌を刺す秋風。アウターを羽織れる幸福感(半袖がとても嫌いなので)。
ここ最近は昔を振り返ることが増えた。
地元栃木で活動してた時の事を良く思い出す。デビューをするタイミングで"わたしは売れないバンドを追いかけるのが好きなのでpollyを応援するの辞めます"と手紙をくれたあの子はまだライブハウスに通っているのかなとか、栃木では数少ない朝まで空いているスタジオは相も変わらず薄暗く汚いままなのかなとか。大好きだったけど解散してしまったバンドのボーカルはいま何してるんだろう。とか
帰る気などさらさらないけど
愛おしい街だなと心底思う。栃木。海はないのだけれどね。
期待とかそんなんではなく十字架のようなものを背負いながら東京に出てきた自分をまだ愛してくれたらいいなあ。なんて思っていたりしている。
東京出身の人たちは
上京には無縁なんだなと思うと得した気分。
そういえばSNS辞めました。理由は大事なものをちゃんと大事にできるようにです。辞めるの2度目ですね。ゾンビにならぬよう気をつけます。音楽以外の場所でネットを通して発信するのはこの場で。よろしくどうぞ。
明後日は水戸でライブ。
バンド初期からの付き合いである2バンドとの共演。演奏時間は40分。秒にすると2400秒。楽しみという言葉が1番に浮かんでいます。来られる皆様も同じように思ってくれてたら幸い。
秋は好きだけど
冬の方が好きなのは人を嫌いになれるからです。皆さんはどの季節が好きかしら。
それでは。
Les MUR
Les MUR(レ・ミュール)
皆さん意味は知っていますか?
この名前を血液に流し込み、UK.PROJECTと4ROULEURという会社に力を借りそれを日々全身に巡らせ、今後pollyというバンドを生かすことに決めました。簡単に言うならばLes MURというチームを作りました。
怒りや哀しみや劣等は昔から自分の親友です。彼らから縁を切られそうになったり自分から切りそうになった事も沢山あったけれど、彼らが大人になり愛や喜びや幸福に姿を変えるかもしれないし、逆に深度を増した暴君になるかもしれない。それが自分ではない誰かの恋人や憎まれ他人になる様をこれから見ていきたいです。その為に音楽という形のないようであるようなものを通して世に出してあげたいです。世に出た彼らが多くの人の細胞や感情に触れて、美しく姿を変えてくれたら幸せ。
自分という人間が
この世からいなくなるまで彼らを外に出し続けてあげたいなあ。いつまでここにいれるんだろうなあと日々思い、恐怖を感じているけど終わりがあるからこその美しさも少しだけ知っているから悪いものでもないのかな。皆さまその日が来るまでお付き合いください。
p.s
生まれ変われるなら
高くて分厚く広い壁になりたい。
polly Vo/Gu 越雲 龍馬